NEWS SDGs エコ(環境負荷低減)

身近なプラスチックについて考えてみる


皆さんがお使いのプラスチックは、とても便利で、軽量で腐食しないので、ある意味では環境に貢献しています。
その一方で近年、プラは悪という風潮もあり、プラスチックとの付き合い方を考えなければならない世の中になっています。
我々テント・シート業界でも主に使っている生地も、大方プラスチック素材から出来ています。

まず、プラスチックの種類や、それぞれがどのようなに使われているか​を知ることが大切です。
​​​​​身近な物を例にとり、メリットと問題点をわかりやすく解説したページがありましたので、下記をご一読ください。

三井化学「生活に身近なプラスチックの現状」

要約すると、
前半は自動車から食品まで、身近にあるもの種類から解説し世の中に役に立ってる説明を、
後半では課題に触れ、話題のバイオマスプラスチックにも触れております。
しかし本文にもあるように下記のような一筋縄ではいかないことがわかります。
バイオプラスチックが本当にエコなのか、ご一緒に考えてみませんか?

また、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする我が国の「2050年カーボンニュートラル宣言」に伴い、商品開発している化学会社が増えています。しかし現実的には100%使用はハードルは高く、石油由来の原料と混合した素材を使用したものから始まっています。
三井化学「マスバランス方式」

最終的には、環境に優しいバイオマスプラスチックを使用し、複合素材をケミカルリサイクルし、素材に戻すことが理想だと思いますが、聞くとまだ先の話なので、まず生活者としてできることから心がけることが大切だと思います。

テント・シート生地は、プラスティック使用ですが、軽く・強く・布一枚で、遮熱、断熱、UV対策、省資源など、環境負荷を下げる高いポテンシャルを持った素材です。これらを使った対策を常々行っていますが、まだまだ知られていないのが残念です。
弊社も少しずつですが、出店時に膜素材の可能性を伝える活動をしておりますが、引き続きアピールしていこうと思います。
ex.「スコシズツ.プロジェクト」

近年、我々の業界からも以下のような商品や研究が出てきました。
将来的には、温室効果ガス量(カーボンフットプリント)記載など「環境負荷の見える化」の流れです。
各メーカーの今後の取り組みに注目ください!!

★テント・シート生地メーカーの取り組み
※2024.03.01現在の情報です
[帝人フロンティア]
サステナビリティ ポリエステル繊維のCO2排出量算出システムで第三者認証を取得
[東レ]
資源循環型社会の実現に向けた取り組み
[クラレ]
サスティナブル製品の販売拡大
[イノベックス]
ボンガード・バイオマス遮光ターポリン
[平岡織染]
バイオマスターポリン
[広島化成]
廃材をリデュースした製品紹介
————————————-
[日本プラスチック工業連盟]
暮らしの中のいろいろなプラスチック
[プラスチック循環利用協会]
1971年の創立。廃プラスチック処理技術の中心的な機関として活動。

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